英会話スクールと言えば、今やもう通うものではなく自宅に居ながらオンラインで学ぶものとなりました。
となると当然ネットを使うわけですが、気になるのはレッスン中に使われるデータ通信量です。
スマホでも受講できるようになったのはとても便利ですが、レッスン費用意外にかかってくる費用があるなら考え物です。
この記事では、オンライン英会話スクールで使うデータ通信量の目安と、レッスン受講に当たって必要な通信環境についてご説明していきます。
オンライン英会話3選
目次
オンライン英会話スクールとは
まずはオンライン英会話スクールではどのようなレッスンが行われているかを知っておきましょう。
基本的なものとしては、パソコンやタブレット、スマホを使って画面越しに講師と英語を勉強する形になっています。
Skypeを使うところも多いですが、独自の通話回線を用意しているところもあります。
スマホならマイクもカメラもありますが、パソコンの場合はそれらが内蔵されていない場合もあります。
そんな時は別売りされているものを購入します。
マイクもカメラも含めて安いと1,000円台で買えてしまうので、ここにそうお金はかかりません。
最近会社員がやっているzoom会議のようなものだと思えばイメージはつきやすいでしょう。
英会話スクールによりますが、マンツーマンレッスンもあれば、グループレッスンもあります。
データ通信量とは
よく聞くけれど説明してと言われるとよくわからないという方のために、データ通信量についてお話しておきましょう。
データ通信量とは、Wi-Fi環境以外でネットを使った際に発生するものです。
別名パケットなんて呼ばれています。
ですから、オンライン英会話スクールのレッスンをWi-Fi環境下で受講すればデータ通信量は発生せず、気にする必要はないのです。
例えば家にWi-Fiがあり、自宅で受講するなら何の問題もありません。
逆に、外出先でWi-Fiがない状態のままスマホなどでレッスンをするシチュエーションなどは注意が必要です。
スマホならどこでもレッスンが受けられるという便利さがありますが、デメリットとしてはWi-Fiがないとデータ通信量を使ってしまうことですね。
ちなみに、消費するデータ通信量はSkypeやそれぞれの英会話スクールが持っている独自のツールなどによって異なります。
Skypeを利用した場合のデータ通信量
それでは、多くのオンライン英会話スクールが利用しているSkypeでレッスンを受講した場合、どれくらいのデータ通信量が使われるのかを見ていきましょう。
1分あたりに消費するデータ通信量
上記で説明した通り、Wi-Fi環境がない場所でSkypeを使ってレッスンを受講した場合、音声通話でもビデオ通話でもデータ通信量が発生します。
それを1分あたりに換算すると大体以下のようになります。
1分あたり | ビデオ通話 | 音声通話 |
---|---|---|
アプリ | 4MB | 0.62MB |
パソコン | 36MB | 3MB |
こちらは利用する環境やデバイスなどによって左右されるので、あくまで目安として覚えておいてくださいね。
こうしてみると、ビデオ通話の方が音声通話よりもデータ通信量が多いことがわかります。
しかし、英語初心者の場合は音声のみでの会話はかなりハードルが高いもの。
人のコミュニケーションで意思を汲み取る時には7割以上をジェスチャーや表情で読み取るとも言われているので、声のみで英会話レッスンを受けるのはかなりの上級者向けでしょう。
ビデオ通話の方がデータ通信量は多いですが、自分のレベルに合ったレッスンを受講するなら渋ってもいられないというのが現状です。
1レッスン(25分)あたりに消費するデータ通信量
オンライン英会話スクールのレッスンの長さはそれぞれ異なるため1分あたりに消費するデータ通信量を出してみましたが、多くのレッスンは1レッスンあたり25分です。
よって、以下では25分で消費するデータ通信量を計算してみました。
1レッスン(25分) | ビデオ通話 | 音声通話 |
---|---|---|
アプリ | 100MB | 15.5MB |
パソコン | 900MB | 75MB |
スマホの場合はデータ通信量をアプリで見られるものがあり、一定量を超えると月額の料金が変わってくるプランの場合は注意ができます。
Wi-Fi環境がない場所でレッスンを受ける際には、どれくらいのデータ通信量がかかってくるのかを把握してからにすると計画的に使えますよ!
Skypeでレッスンができるオンライン英会話スクール
独自のツールではなく、世界的にも有名で信頼されているSkypeでの受講がしたいというのであれば、Skypeのみを利用しているオンライン英会話スクールに絞り込んだ方が良いでしょう。
通信環境にもよるものの、Skypeは地球の裏側にいても音連れや画面の停止などもなく会話できる優れたツールです。
Skypeで受講ができるオンライン英会話スクールは以下になります。
- iTalk English School
- hanaso
- 産経オンライン英会話
- ジオスオンライン
- ENC with GNA
- ABCアカデミー
- エイゴックス
- アルクオンライン英会話
- 英語でしゃべり隊クラブ 南の島
有名どころもあるので、Skypeにこだわりたい方も安心できるでしょう。
通信速度制限にならないための対策
データ通信量は、決められた量を超えると通信速度制限がかかり、スマホの動きが鈍くなってその期間を超えるまでイライラと過ごすことになります。
そうならないように、オンライン英会話スクールをWi-Fi環境以外で受講する時の対策をまとめてみました。
音声通話のみにする
上記にあるデータ通信量を見てみると、ビデオ通話の方が音声通話よりもたくさんのデータ通信量を使っていることがわかります。
ですからここは単純に音声通話のみにすればデータ通信量を抑えることができるわけです。
しかし、先ほども述べた通りこれは英語初心者にはちょっとレベルが高いもの。
対面ですら話すのがやっとの場合、電話の音だけで英会話をするのはかなり厳しいものです。
講師の口の動きを見たい場合や、表情やジェスチャーから内容を理解したい場合、テキストなどを共有したい場合などはビデオ通話の方が向いています。
となると、ここはレッスンの質を優先するか、通信速度制限にならないことを優先するかを天秤にかけることになります。
Wi-Fiがある場所を見つけてレッスンを受講する
自宅にWi-Fiがあるけれど、外出先の隙間時間にもレッスンを受けたいという場合もあるでしょう。
そんな時は、外でも使えるWi-Fiがあるところを探し、そこで受講をすることをおすすめします。
無料Wi-Fiがあり、座ってレッスンが受講できるところと言えばカフェですかね。
ただし、カフェなどでのレッスン受講にはデメリットもあります。
データ通信量を気にせず済むのは嬉しいのですが、自宅と違って周りがうるさかったりするとそちらが気になるかもしれません。
逆にガラガラなカフェだと、自分も英語を話すので店員さんの目が気になるということもあります。
ポケットWi-Fiを使う
Wi-FiがないところでもWi-Fiを使えるようにしてくれる画期的なポケットWi-Fi!
これを持ち歩けばいつでもデータ通信量を使わずに済みます。
外でレッスンを受ける機会が多くなりそうだなと思うなら、ポケットWi-Fiを購入する料金を支払った方がお得になるでしょう。
通信環境を良くしたいなら、レビューが良いもの、少し高いものを購入することをおすすめします。
オンラインレッスンに必要な通信環境
ここからは、オンラインでレッスンを受けるのに必要な通信環境について解説していきます。
より良い通信環境にしないとせっかくの講師の発音が聞こえづらくなったり、自分の声が届かなかったりしてレッスン時間がトラブルで消えていくので、まずは環境を整えてみましょう。
無線より有線、安い機材より高い機材
より良い通信環境を目指すなら、不安定になりやすい無線と言われるワイヤレス通信より、有線になるLANケーブルを使うことをおすすめします。
また、オンラインレッスンに欠かせないイヤホンやイヤホンマイクは安いものより高いものの方が無難です。
これはまさに安かろう悪かろうですね。
最近ではなんと100均でもイヤホンマイクが売っていたりするのですが、ノイズが入ったり音質が低かったり、英会話を学ぶ上では十分とは言えないクオリティになっています。
できればもう少し高い商品を選んで無駄買いを防ぎましょう。
講師はオフィスからレッスンを提供している人を選ぼう
自分たちの通信環境は整っているのにまだレッスンでトラブルが発生するという場合は、講師側に問題があるのかもしれません。
大手であればこのようなトラブルが起きないように配慮してくれているはずですが、外国人が現地からそれぞれつないでいる場合などには問題が発生する場合もあります。
選ぶべきは、きちんとしたオフィスからレッスンを提供している講師です。
そのようなシステムになっているオンライン英会話スクールを選ぶのも大切になってきます。
このような場所なら安定したネットワークが期待できるからです。
対して、オンライン英会話スクールに講師に多いフィリピン人の場合、フィリピンからそれぞれつないでいることもあります。
講師の自宅の通信環境が悪いとなかなか上手くいかないので注意しましょう。
まとめ
オンライン英会話スクールでレッスンをする時、外出先でも英語力を高められるのはとても便利ですよね。
けれど、毎回気にしなければならないデータ通信量の消費は気になるものです。
今回はそのデータ通信量と、通信速度制限にならない対策法、そしておすすめの通信環境をご紹介しました。
通う英会話からオンラインの英会話になった今こそ、通信環境を見直して快適に受講したいですね。