「4級の対策って何から始めるべき?リスニングやスピーキングテスト対策はどうすべき?」
「過去問ってどのくらい解けばいいの?」
といった英検4級を受ける予定のそこのあなた。
英検って具体的に何を勉強したらいいのかよく分かりませんよね。
特にスピーキングテストについて、よく分かっていない方が多いのではないでしょうか?
この記事では、以下の内容について説明します。
- 英検4級の試験の概要
- 英検4級の対策の仕方・おすすめ参考書
- 英検4級に関するよくある質問
- 英検4級対策におすすめのアプリ
お子様またはご自身が英検を受験するという方は、必見の内容です。
英検4級の試験内容
英検4級の試験の概要について解説します。
- レベル
- 試験項目・内容・時間
- 実施日・回数
- 合格点
レベル・難易度は中学中級程度
英検4級の難易度・レベルは中学中級程度。
つまり、難易度は中学2年生レベル。
勉強に力を入れているお子様では、小学校低学年でも受ける子もいます。
- リーディング力(読む力)
- リスニング力(聞く力)
- スピーキング力(話す力)
これら3技能を測るための検定です。
試験は一次試験のみだが2段階に分けてテストがある
試験は二次試験はなく、一次試験のみ。
しかし一次試験の後に、もう一つテストがあります。
詳細は以下の表をご覧ください。
試験内容 | 概要 |
---|---|
一次試験 | 筆記テスト(35分)とリスニングテスト(30分)の二項目の測定技能がある試験
※一次試験に合格した方のみが、スピーキングテストを受験可能 |
スピーキングテスト | スピーキング(約4分)を測る試験
※一次試験に合格した方は原則受けなければならない。 |
一次試験は筆記とリスニングのテスト
一次試験の試験の詳細は、以下の表をご覧ください。
測定技能 | 形式・課題 | 解答形式 |
---|---|---|
リーディング(35分) | 短文の語句
空所補充 |
4肢選択(選択肢印刷) |
会話文の
文空所補充 |
||
日本文付き短文の語句整序 | ||
長文の内容
一致選択 |
||
リスニング(約30分) | 会話の
応答文選択 |
3肢選択(選択肢読み上げ) |
会話の内容
一致選択 |
4肢選択(選択肢印刷) | |
文の内容
一致選択 |
リーディングの問題文は、短文や会話文などで構成されています。
リスニングの問題文は、会話文や物語文、説明文などで構成されています。
合計65分の試験です。
ある程度集中力が必要なので、何度か65分間リハーサルでテストするのが良いでしょう。
一次試験の後にスピーキングテストがある
二次試験はないですが、「スピーキングテスト」というテストがあります。
スピーキングテストは4分程度で終了する簡単なテスト。
詳細は、以下の表をご覧ください。
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 |
---|---|---|
音読 | 25語程度の文・一節を読む | 1 |
パッセージについての質問 | 音読した文・一節に関する質問に答える | 2 |
イラストについての質問 | イラスト中の内容を説明する | 1 |
受験者自身のことなど | 日常に関する質問に対し、英語で答える | 1 |
スピーキングテストは、試験会場で受ける必要はありません。
自宅や学校などを使って、スマホやタブレットで簡単に受けられます。
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
英検のスピーキングテストって何級から?絶対受けなきゃダメ?受け方
年に3回試験が実施される
英検4級の試験は年に3回に分け実施されています。
2022年度の試験日程は、以下の通りです。
試験段階 | 一次試験 | スピーキングテスト |
---|---|---|
第1回検定 | 5月27日~6月18日 | 一次試験合否閲覧日~二次試験(1級から3級)実施日から1年以内 |
第2回検定 | 9月30日~10月22日 | 同上 |
第3回検定 | 1月13日~2月4日 | 同上 |
一次試験は会場により、試験日程が異なるため、検定ごとに20日程度期間があります。
合格点は非公表
2016年度からは、合格点が非公表となりました。
合格基準も変わり、指標をもとにして合否を決めています。
合格基準は明確に定められていません。
正答率6割程度が合格ラインだと言われています。
英検4級対策で行うべき対策・勉強法
英検4級対策で行うべき勉強法を以下の3項目に分けて解説します。
- 筆記・リスニング・スピーキング対策
- 過去問の進め方
- 単語対策
筆記試験とリスニング・スピーキング対策は問題集で行おう
『小学生のためのよく分かる英検4級合格ドリル改訂増補版』という問題集を何度も繰り返し解きましょう。
小学生でも勉強できる優しい解説になっているので、誰でも解きやすいです。
勉強にとっつきやすく、つまづくことが少ないのでおすすめ。
すべての漢字にフリガナがついていて、とにかく理解できるようにかみ砕かれた一冊です。
付属で「スピーキングテストまるわかりBook」もついているので、一冊で全部対策できますよ。
過去問は6回分やるのがおすすめ
- 『2022年度版 英検4級 過去6回全問題集』
- 『2022年度版 英検4級 過去6回全問題集CD』
これら2冊で過去問対策をしましょう。
CD付きなので、リスニングの対策もできます。
1問ごとに区切られているので、対策がしやすいです。
聴き取れない部分は集中して繰り返し聞けます。
収録されている試験は、以下の通りです。
書籍に収録されている試験 |
---|
2021年度第2回 |
2021年度第1回 |
2020年度第3回 |
2020年度第2回 |
2020年度第1回 |
2019年度第3回 |
過去問を6問解けば、点数の取れる箇所・取れない箇所が分かってきます。
取れなかった箇所は、苦手部分になるのでしっかり勉強すれば合格に近づきやすくなりますよ。
単語・熟語対策にはこの単語帳がおすすめ
『英検4級 でる順パス単 5訂版』がおすすめ。
単語が出る順にリストアップされているため、頻出単語ほど覚えやすいようになっています。
4級では単語や熟語の知識が問われます。
具体的な設問数は、以下の通り。
筆記試験大問1の問題 | 問題数 |
---|---|
単語を問う問題 | 7問程度 |
熟語を問う問題 | 5問程度 |
単語編と熟語編に分けて、テストもあるので、自分の理解度を把握しやすいです。
覚えていない語には、チェックをつけて反復して覚えましょう。
英検4級に関するよくある質問Q&A
英検4級に関してよくある質問をピックアップしました。
- 筆記試験の時間配分ってどうすべき?
- スピーキングテストって何?
- スピーキングテストは受けなくてもいいの?
- 4級を受けるのってどんなメリットがある?
筆記試験(リーディング)の時間配分ってどうすべき?
4級のリーディングテストの時間は35分。
リーディングパートを先に終わらせた後、リスニングテストに入ることになります。
リーディングを早く終わらせれば、リスニング問題の文を先に確認できます。
時間配分(リーディング)の目安は、以下の表を参考にしてください。
項目 | 時間 |
---|---|
短文の語句空所補充 | 8分 |
会話文の空所補充 | 3分 |
日本文付き短文の語句時整序 | 3分 |
長文の内容一致選択 | 18分 |
合計32分程度で、解き終わる計算です。
残りの3分で見直し・リスニング問題の先読みをしましょう。
スピーキングテストって何?
4級・5級のスピーキングテストは、自宅で受けられる簡単なテスト。
試験内容は簡単に言うと、「問題に関する質問に英語で答える」試験です。
試験の概要は、以下の通りです。
級 | 試験概要 |
---|---|
4級 | イラストと文章に関する質問が提示されるので、質問に英語で答える。日常で見られるシチュエーションが題材だが、さらに複雑化している。 |
試験会場に出向かなくてよく、一次試験合格からおよそ1年受ける猶予があります。
スマホやタブレットで簡単に受けられます。
4分で終わるので、サクっと受けちゃいましょう。
スピーキングテストは受けなくてもいいの?
スピーキングテストは、原則受けなければなりません。
ただし受けなくても、4級の認定は貰えます。
つまり一次試験に合格させすれば、英検4級に合格したと言ってOKです。
スピーキングテストに合格すると、『スピーキングテスト合格』という認定が貰えます。
受験しないと、『スピーキングテスト合格』とは言えなくなるのがデメリットです。
4級を受けるのってどんなメリットがある?
小学生が中学受験する際にメリットがあります。
得点を加算されたり、英語での面接が免除になったりすることも。
5級でも優遇してもらえることもありますが、難関校だとさらなるレベルが求められます。
英検準2級以上や2級以上の取得で、英語の試験が免除される学校もありますよ。
詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック。
中学受験の英語勉強っていつから始めるべき?導入傾向や出題内容を解説
体型的な知識が身に付けられるのもメリットですね。
英検4級対策ができる学習アプリ
英検4級対策ができるアプリは、以下の2つです。
- 英検®4級の英単語570
- 英検リスニングマスター 5級4級
英検®4級の英単語570
英検4級テストに出てくる単語を570単語収録しています。
頻出の最重要単語を繰り返し勉強できるのが魅力。
「勉強→確認テスト→勉強→確認テスト」
というようにインプットとアウトプットを繰り返しながら覚えられます。
音声付きなので、発音の確認も可能。
アプリでなら、勉強での気分転換としても使いやすいでしょう。
完全無料で全機能が使えるアプリです。
英検リスニングマスター 5級4級
英検リスニングマスターは4・5級向けのアプリ。
リスニングテスト対策に特化したアプリです。
試験10回分、550問の問題が収録されています。
間違えた問題は繰り返し練習できるのが魅力。
実際の試験感覚で解ける「実践モード」で腕試しもできますよ。
完全無料で学習できるので、とりあえず試してみるのがおすすめですよ。
まとめ
この記事では「英検4級の対策方法」や「勉強法や参考書・アプリ」について解説しました。
以下がまとめです。
- 英検4級は一次試験のみ
- 一次試験に合格すると、スピーキングテストを受けられる
- スピーキングテストは原則全員受けなけらばならない
- スピーキングテストに受からなくても、級は認定される
- 一次試験はリスニングとリーディング力を測る試験
- 単語・熟語を覚えて、過去問を繰り返し解こう
- 4級に合格しても、中学生以上の生徒にはあまりメリットがない
- 小学生が4級に合格すると、中学受験の際に優遇されることがある
いかがでしたか?
英検4級の試験の概要や対策方法は分かりましたか?
アプリも紹介しているので、ぜひ気分転換に使ってみてください。
オンライン英会話比較Plusでは、他にも英語コラムを投稿しています。
気になる記事があれば、ぜひご覧ください。
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