インターナショナルプリスクールとは、幼児期から英語に触れられる環境が整っているスクールです。
英語教育だけでなく、多様な文化も併せて学ぶことができるため英語への苦手意識の形成を防げる特徴があります。
また、近年は英語教育の早期化が進んでおり、小学校以下の英検受験者数はコロナ前の2019年度が480,957人だったのに対し、2023年度には551,604人と7万人以上も増加していることが分かりました。
年度 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
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小学生以下の受験者数 | 408,957人 | 325,390人 | 461,154人 | 524,833人 | 551,604人 |
(※引用 公益財団法人 日本英語検定協会|受験の状況)
今回は、インターナショナルプリスクールの概要やおすすめの選び方、利用するメリット・デメリットについて解説します。
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インターナショナルプリスクールとは
インターナショナルプリスクールとは、一般的に英語保育をおこなう施設を指します。
「インターナショナルスクール」とは、主に英語で授業がおこなわれる外国人児童生徒を対象とした教育施設です。
一方、「プリスクール」とは、未就学児に英語で保育をおこなう施設を指します。
イメージとしては、義務教育をおこなう前に英語保育をおこなう施設といえます。
以降では、インターナショナルプリスクールの位置づけや一般的な学校との違い、授業の料金相場を解説します。
インターナショナルプリスクールの位置づけ
インターナショナルプリスクールは英語を使用し、生活を送る保育園や幼稚園のような位置づけをしています。
保育園・幼稚園としては取り扱われないケースも多いため、利用する際には注意が必要です。
しかし、インターナショナルプリスクールの中には企業主導保育園として自治体の許可や助成を受けているケースもあります。
認可外であっても質の高いインターナショナルプリスクールは多いため、教育方針や特色などからお子様に適したスクールを比較し吟味することが重要です。
なお、インターナショナルプリスクールは英会話教室と比較されることも多々ありますが、インターナショナルプリスクールは英会話を習うのではなく「英語圏の生活を再現している」特徴があります。
英語の基礎学習や運動、集団行動の重要性やマナーを守ることなど、生活における重要なことも学べる点が、英会話教室との違いです。
また、英語で生活を送るため国内に居ながら留学生活のような体験ができ、より自然な英語力の修得が期待できます。
インターナショナルプリスクールの料金相場
インターナショナルプリスクールの授業料金の相場は、月額8~16万円程度です。
一般的な幼稚園が月額2~3万円程度であるのに対し、年間100万円を超えるスクールも珍しくなく、授業料がやや高くなりやすいです。
もちろん、中には0歳児でも5万円以下から利用できるリーズナブルなインターナショナルプリスクールは存在しているため、料金はスクールによって異なります。
幼稚園や保育園は令和元年にスタートした「幼児教育・保育の無償化」により、3~5歳児クラスなど条件を満たした場合の利用料が無料となっています。
○ 幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全てのこどもたちの利用料が無償化されます。
○ 0歳から2歳までのこどもたちについては、住民税非課税世帯を対象として利用料が無償化されます。
※引用元 こども家庭庁|幼児教育・保育の無償化概要
幼児教育・保育の無償化はインターナショナルプリスクールにも適応されており、申請を出して保育の必要性が認められれば月額37,000円の補助金を受け取ることも可能です。
保育の必要性の条件は両親共働きや母子・父子家庭などが該当しています。
条件を満たすことで授業料を抑えてインターナショナルプリスクールの入学もできるため、気になる方は一度スクールが幼児教育・保育の無償化の対象園であるかを確認しましょう。
インターナショナルプリスクールを選ぶコツ
インターナショナルプリスクールを選ぶ際には、スクール方針や講師の質、延長保育やスクールバスの有無、卒業後にもレッスンを受けられるかなどから選ぶことをおすすめします。
日本のインターナショナルプリスクールは未だ明確な定義が存在していないため、スクールごとに方針やプログラムなどに差があります。
スクール方針に共感できないスクールを選んだ場合、望む教育を受けられずインターナショナルプリスクールの効果を満足に得られないため注意が必要です。
また、講師の質も選ぶ上で重要です。
ネイティブ講師の有無や保育資格、専門資格保有者の有無の確認もより安心して子供を任せられるスクール選びのコツと言えます。
その他にも、家庭の事情で延長保育やスクールバスを利用したい方は、延長保育のシステムやスクールバスの有無の確認も大切です。
また、インターナショナルプリスクール卒業後には、せっかく磨いた英語力が低下してしまう恐れもあります。
スクールの中には卒業後にも利用できる英会話レッスンを提供している場合があるため、英語力を維持させたい方は卒業後レッスンのあるスクールを選ぶこともおすすめです。
以降では、より詳しくインターナショナルプリスクールを選ぶコツを解説します。
スクール方針から選ぶ
スクール方針はインターナショナルプリスクールによって異なり、学習プログラムにはスクール方針の影響が強く出ます。
日本にあるインターナショナルプリスクールははっきりとした定義が決まっておらず、プログラムや方針はスクールごとに大きな差があります。
例えば、英語オンリーで生活を送るスクールや適宜日本語を使用するスクールなどがあるため、お子様の言語環境はスクールの方針に大きく左右されます。
また、近年では幼児期に英語教育だけでなく、英語を通じてアート・音楽・算数・サイエンスなど様々なプログラムを経験させ、想像力や探求心を育むスクールも増加してきました。
共感できる方針を掲げるスクールを選べれば、よりお子様の教育を安心して任せることができます。
スクールを選ぶ際は、必ずスクール方針が共感できるか確認しましょう。
講師の質から選ぶ
英語を学べるスクールであるため、選ぶ際には各スクールの講師の質も確認しましょう。
英語を学べる環境にあるため、ネイティブ講師が常駐しているスクールを選ぶこともおすすめです。
ネイティブ講師の有無はスクールによって異なり、中には日本人講師しかいないケースもあります。
常駐している講師の経歴などは各スクールの公式ホームページに掲載されている場合もあるため、入園前に確認してみましょう。
また、インターナショナルプリスクールは幼稚園・保育園の役割を果たします。
日本人講師の中には保育士資格を持っている方もいるため、スクールを探す際には保育士資格の有無の確認もおすすめです。
保育士資格を持つ講師は保育士に求められる基礎知識や歌、お絵かきなどの技術のあるため、より安心してお子様を任せられます。
その他にも、インターナショナルプリスクールの中には、近年の幼児教育の一環としてアート・音楽・算数・サイエンスや体育・小学校受験サポートをおこなっているスクールもあります。
専門性の高い教育を提供している場合、リトミックなどの専門性の高い資格保持者やプロで活躍した経験を持つ講師が在籍しているケースもあります。
リトミックとは
「音楽を基礎とするものではあるが、単に音楽学習の準備であるにとどまらず、
むしろそれ以上に一般教養の一体系である」(エミール・ジャック=ダルクローズ)リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。
講師の質や経歴が気になる方は、入学説明会などで確認することをおすすめします。
延長保育やスクールバスの送迎の有無から選ぶ
共働きなどの事情により18~19時まで子供を預けたい場合は、延長保育の開始時間・最長預かり時間を確認しましょう。
例えば、15時以降は延長保育になるスクールや、18時までは延長料金が発生しないスクールもあります。
また、通うのにはスクールが遠い場合はスクールバスの有無の確認をおすすめします。
スクールバス送迎がある場合、近所の集合場所に行くだけで送迎が完了するため家事や仕事などに支障をきたさず送り迎えができます。
卒業後のレッスンの有無を確認する
インターナショナルプリスクールは英語圏で生活しているような環境で英語力を育めるため、自然に近い英会話習得が可能となります。
しかし、卒業後には多くの方が英語の使用頻度が低下するため、英語を忘れてしまいます。
修得した英会話を忘れてしまうのは非常にもったいないため、スクール選びの際には卒業後もレッスンを受けられるプログラムを提供しているか確認しましょう。
卒業後プログラムとして、小学生を対象としたアフタースクールを提供しているスクールや、英検対策、英語を使用した音楽・ダンス・アートなどの習い事を提供しているスクールもあります。
英語に触れられる機会を提供しているケースもありますが、全てのプログラムはスクール方針により左右されるため、選ぶ際はスクール方針の確認も重要です。
なるべく英会話力を落とさずにすむサポートを提供しているスクールを選ぶことをおすすめします。
おすすめインターナショナルプリスクール6選
日本国内には多くのインターナショナルプリスクールがあり、選ぶ際にはスクール方針や講師の質などを確認しておく必要があります。
以降では、おすすめのインターナショナルプリスクールをご紹介します。
ソフィアインターナショナルキンダーガーテン

ソフィアインターナショナルキンダーガーテンは、子どもたちが自然に英語を身につけ、国際感覚と豊かな個性を育むことを目的とした本格的なインターナショナルスクールです。
先生たちは褒めるときも注意するときも遊ぶときも、常に英語で子どもたちと接しており、園内では終日日本語を使用せず英語で過ごす「徹底した英語環境」が用意されています。
英語は“学ぶ”ものではなく“使う”ものという前提のもと、自然なやり取りの中で語彙や表現を身につけていくことができます。
「英語が話せること」はゴールではなく、異なる文化や価値観を受け入れるための手段と捉えており、英語力の習得と同時に、他者を尊重し、個性を認め合える人間性の育成にも力を入れています。
また、自然とのふれあいや季節の行事、外遊びを通して、豊かな感性や探究心を引き出す活動も充実しています。
学習面では英語だけでなく、算数・理科・アート・音楽・工作など、多様なカリキュラムを英語で学び、自分で考えて行動する力を養います。
さらに、外部の講師による体育クラスや水泳クラスも導入し、身体の発達や運動機能の向上にも配慮したバランスの取れたカリキュラムを実施しています。
ソフィアインターナショナルキンダーガーテンは、「英語を話す子ども」ではなく、「世界で通用する国際人」を育てるインターナショナルスクールです。
リトルガーデンインターナショナルスクール

リトルガーデンインターナショナルスクールは、将来子どもたちが世界のどこで活躍しても、自信をもって人生を歩めるように基礎力を育むことを目的とした、保育園を母体とするインターナショナルスクールです。
英語教育の軸となるのは、ネイティブ講師とバイリンガル保育士によって構築された、リトルガーデン独自の英語カリキュラムです。
カリキュラムは毎月のテーマやオリジナル教材、フラッシュカード、読書プログラムなどで構成されており、自然なかたちで英語4技能(読む・書く・聞く・話す)を伸ばしていきます。
英語での生活に加え、日本語も大切にするバランスの取れた教育方針で、夕方のアクティビティでは日本の絵本や歌、ワークにも取り組み、就学前の準備を丁寧に行います。
また、学びと遊びの調和も重視しており、クラスでのワークブック学習だけでなく、戸外活動や創造的な制作を通じて、子どもたちの想像力と身体能力も育てます。
園生活では英語の歌やダンス、フォニックス練習を取り入れたモーニングサークルで一日をスタートさせ、子どもたちは自然と英語に親しむことができます。
さらに、グループ会社の自社農園と連携した「食育カリキュラム」も充実しており、栄養士によるレッスンや野菜の収穫体験、クッキングなど、五感を使った体験型学習で食への理解を深めていきます。
卒園後も英語力を維持・向上させるための「アフタースクール」プログラムがあり、放課後や長期休暇中も外国人講師との英語環境で学びを継続できます。
アフタースクールは、英語での教科学習、異文化体験イベント、プレゼンテーションや表現力の育成などを通して、さらに実践的な英語力と国際感覚を養うことができるほか、送迎バスや延長保育、夕食サービスなど、働く保護者へのサポート体制も万全で、安心して子どもを預けることができる環境です。
リトルガーデンインターナショナルスクールは、英語力の習得だけでなく、感性・知性・社会性をバランスよく育てることを重視した教育で、世界を視野に入れた人材を育てる理想的なインターナショナルスクールです。
ミントリーフ・インターナショナル・プリスクールつくば園

ミントリーフ・インターナショナル・プリスクールつくば園では、レッジョエミリア・アプローチをヒントに、子どもたちの非認知能力を育む、企業主導型のインターナショナル・プリスクールです。
非認知能力とは、テストでは測れないスキルのことで、自尊心、他人を思いやる気持ち、探究心、想像力、表現力、レジリエンスなどを指します。
知識の多さや、指示を正確に実行できる力は、すでにAIやロボットができるようになり、これからの時代は、人間にしかできない力、すなわち『心の豊かさ』を育てていく保育が、必要とされると考えます。
そのため、自分で考え行動できる子、0から1を生み出せる子、粘り強い子、どんなことにも挑戦してみようとする子、心の温かい子に育ってほしいと願っています。
英語環境も同様に、お勉強として英語を教え込むのではなく、日本人、外国人スタッフが手を取り合い、日常会話、アート活動などを通して、自然な英語を身に着けていきます。
レッジョエミリア・アプローチというのは、イタリアの保育観で、子どもたちを後ろから見守り、その能力や興味を引き出すかかわりをベースにしています。
アート活動も積極的に行いますが、言われたものを言われた通り、描いたり、張ったりする製作とは異なり、オープンエンドなアートや感触遊びを充実させています。
保護者の方にも、子どもとのゆったりとした時間を、増やしてほしいという願いから、手ぶら登園やICT化によって、負担の軽減を行っております。
『心の豊かな子』に育ってほしいと願う、ご家庭におすすめのインターナショナルプリスクールです。
C&Eインターナショナルプリスクール

C&Eインターナショナルプリスクールは、幼児期から英語と国際感覚を自然に身につけられる英会話生活型スクールです。
子どもたちの発達に最も重要なこの時期に、英語を「学ぶ」のではなく「使う」環境を整え、遊びや生活の中で楽しく自然に英語を吸収でき、日本にいながら海外留学をしているかのような環境で英会話を学べる国内留学スタイルの環境を提供しています。
C&Eでは、英語に加えて国際社会で活躍するための素地となる「異文化への理解」や「外国人とのコミュニケーションに対する抵抗感の解消」を大切にしています。
また、教育の柱は「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく伸ばすことです。
さらに、「英語で学ぶ」「英語で考える」ことを重視したカリキュラムによって、言語能力だけでなく思考力や表現力も引き出します。
遊びを中心としたアクティビティでは、子どもが「楽しい」と感じる経験を通じて、英語への親しみと学ぶ意欲を高めていきます。
SDGsの理念を取り入れた教育方針もC&Eの大きな特徴で、持続可能な社会の一員としての意識を育むために、環境・社会・多様性に関するテーマも自然に取り入れた活動を行っています。
すべてのプログラムは年齢と発達段階に応じて設計されており、子ども一人ひとりの成長に寄り添いながら、無理なく自然に力を伸ばせる環境が整っています。
国際化社会に柔軟に対応できる人材の育成を見据え、C&Eインターナショナルプリスクールは、将来、英語や異文化に臆することなく活躍できるお子様を育てたいと願う方に、ぜひおすすめしたいインターナショナルスクールです。
アオバジャパン・バイリンガルスクール

アオバジャパン・バイリンガルスクールは、国際社会で活躍できる人材を育成することを目的とした、先進的な教育を提供するインターナショナルスクールです。
「21世紀を担う子どもたちに必要な経験とは何か」という視点に立ち、国際的な価値観や幅広い視野、豊かな人間性、そして好奇心や挑戦心を大切にする教育を実践しています。
アオバジャパン・バイリンガルスクールでは、世界的に評価される「国際バカロレア(IB)」の教育プログラムを導入し、全人教育と探究型学習を教育の柱とし、日本語と英語のバイリンガル環境での学びを通じて、思考力と表現力を養います。
「全人教育」は知識だけでなく、社会への貢献や芸術・スポーツなどの体験も重視し、バランスのとれた人間力の育成を目指します。
また、「探究型学習」では、子ども自身が好奇心を持ってテーマを掘り下げ、自ら考え、発見し、表現するプロセスを大切にしています。
アオバジャパン・バイリンガルスクールは、安全でサポートの行き届いた環境の中で、生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育に全力を注いでいます。
国際的な視座を持つ子どもに育ってほしいと願う方におすすめのスクールです。
Beyondia International School Ikebukuro

Beyondia International School Ikebukuroは、「自分で考え、行動し、世界で活躍できる創造的な人財の育成」を教育理念に掲げるインターナショナルスクールです。
子どもの好奇心と社会性を重視し、グローバル社会に対応できる力を幼少期から育むことを大切にしています。
Beyondia International School Ikebukuroは国際バカロレア(IB)プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)の候補校であり、IB認定校を目指して高品質で挑戦的な国際教育を実践しています。
英語教育にはケンブリッジ英検を導入しており、子どもたちの語学力を客観的に測定しながら、確かな力を養うカリキュラムを構築しています。
また、日本語による保育も重視しており、文化的背景を大切にしながら社会性や人間性を育てるバランスの取れた保育を行っています。
さらに、年長児(K3)には夢みる株式会社と連携した英語でのロボティクス教育も提供しており、未来の学びにも積極的に取り組んでいます。
英語を「話す」だけでなく、自分で「考え」、その気持ちを「表現する」力を育てることに力を注ぎ、子ども一人ひとりの個性と創造性を大切にした教育を提供しています。
保護者との連携を重視し、共に子どもの成長を見守る体制も整っており、安心して通わせることができます。
バイリンガル教育と国際的な視野を育む環境を求める家庭にとって、Beyondia International School Ikebukuroは非常におすすめです。
インターナショナルプリスクールに通うメリット
インターナショナルプリスクールには様々なメリットがあり、利用することで国際感覚を幼いうちから養うことも可能です。
以降ではインターナショナルプリスクールに通うメリットについてご紹介します。
幼少期から英語に触れられる
インターナショナルプリスクールは一般的な保育園や幼稚園と異なり、日常的に英語を使用するため幼少期から英語に親しむことが可能です。
また、英語に苦手意識を持つ前に英語を話す環境に身を置くため、英語に苦手意識を持ちづらくなります。
先生の中にネイティブスピーカーが在籍しているケースもあり、幼少期から本場の発音などを耳にすることも可能であり、正しい発音を習得しやすい環境が整っている点もプリスクールの魅力です。
保育園に通っているお子様に英会話を始めさせる場合、別途スクールを探す必要があります。
しかし、プリスクールでは保育を受けながら英語漬けの環境に身を置くことができるため、英会話に通うよりも純度の高い英会話を習得できます。
異文化に触れられる
プリスクールには様々な国籍出身の先生が在籍しているため、異文化に触れやすい環境が整っています。
スクールによってはカリキュラムの中に異文化体験を導入しているケースもあり、幼いうちから異文化交流を図りたい方には非常におすすめの環境と言えます。
さらに、異文化に触れられる機会は先生と接するだけにとどまらず、時には給食に多国籍メニューが出ることもあります。
食の面でも異文化に触れることでより子供たちは視野を広げられ、海外への興味・関心にもつなげることができます。
コミュニケーションスキルが上がる
「英語」で「外国人」とコミュニケーションを図ることは、容易ではありません。
しかし、幼少期から英語に触れる機会を得つつ、自然に英語を話す環境や外国人と交流する機会を提供することで、コミュニケーションスキルを向上させることが可能です。
また、英語で話す事への苦手意識や英会話に対するハードルも解消できます。
プリスクールは日本にいながら海外留学のような環境でハイレベルなコミュニケーションを繰り返すため、英会話に通うよりもスムーズかつ自然な英語力が習得できます。
さらに、プリスクールのカリキュラムは自分で考え、自分の言葉でアウトプットする内容が多いため、自然なコミュニケーションスキルの構築を目指せます。
インターナショナルプリスクールに通うデメリット
インターナショナルプリスクールには様々なメリットがありますが、中にはデメリットとなる要因もあります。
以降では、インターナショナルプリスクールのデメリットについて解説します。
教育費が高額になりやすい
インターナショナルプリスクールは、文部科学省や厚生労働省などの省庁の管轄に含まれていない教育機関です。
また、自治体の認可や公的助成金を受けられないことから、入園や通園に際しかかる費用が高額になる可能性があります。
一般的に、プリスクールの保育費は1年間あたり100万円~200万円近くかかるとされています。
さらに、保育費以外にバス代・教育費・行事費などが上乗せされる可能性もあるため注意が必要です。
その他にも制服や教材費など通園・カリキュラムに必要なグッズにも費用がかかるケースもあるため、総額にすると高額になる可能性もあるため事前に費用は計算しておくことをおすすめします。
日本のマナーや風習の修得が難しい可能性がある
インターナショナルプリスクールには、海外の文化をカリキュラムに取り入れているケースもあります。
カリキュラムにそのまま海外文化が取り入れられている場合、日本ならではのマナーや季節の行事、童話などに触れられる機会を持てない可能性もあります。
また、カリキュラムを確認し日本の文化・風習に触れる機会が少なく不安に感じる場合は、自宅などで日本語習得・日本文化などへのサポートをおこないましょう。
長期休みの期間が保育園・幼稚園と異なる
インターナショナルプリスクールの中には、春休みや夏休みなど長期休みを設けているケースもあります。
もちろん、サマースクールなどオプションにより通園可能となっているスクールもありますが、サマースクール代が高額である可能性もあります。
スクールの中には、休みの期間が1週間程度となっている場合もあるため、期間はスクールによってまちまちです。
保育園として利用したい方は、スクール探しの際に事前に長期休みの期間やシステムを確認しておくことをおすすめします。
インターナショナルプリスクールで英語力を高めよう
今回はインターナショナルプリスクールについて、概要やメリット・デメリットを解説しました。
インターナショナルプリスクールは、日本にいながら海外留学のような環境に身を置くことができるスクールです。
幼児期の英語教育に非常におすすめであり、早期の学習で英語への苦手意識形成を防ぐことも可能となります。
子供の英語教育に力を入れたい方や、早い段階で国際感覚を養わせたい方は、ぜひインターナショナルプリスクールの入園説明会へご参加ください。