ボストン留学のメリット・デメリットを紹介!語学学校・大学情報と留学生活まで徹底解説

アイキャッチボストン留学

アメリカの歴史的都市・ボストンはハーバードやMITといった名門大学が集まる学術の都としても知られ、数知れずの魅力ある街です。

ニューヨークやロサンゼルスのような大都市の喧騒は少なく、静かで落ち着いた環境です。

留学先としてボストンを選ぶと真の英語環境に身を置き、集中して学ぶことが可能です。

日本人の数も少なめなので英語漬けの日常が実現します。

しかし、全てが順調とは限りません。

ボストンへの留学にはメリットだけでなくデメリットもきちんと理解して、留学生活を最大限に楽しみましょう。

ここでは、ボストン留学の全てを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ボストンに留学するための基本情報

項目 詳細
都市名 ボストン/Boston
アメリカ合衆国/United States of America
マサチューセッツ州/Massachusetts
公用語 公用語として定められてはいないが、英語が最も多く使われている
面積 232.1km²
人口 6,859,819人 ※アメリカ合衆国国税調査局の2017年度調査
通貨 米ドル($)
日本からのアクセス 東京から直行便で約13時間
日本との時差 -14時間 ※サマータイム時は-13時間

ボストン留学語学学校探しのポイント

ボストンでの留学は言語習得だけでなく、文化や多様性への理解を深める絶好のチャンスです。

しかし、最適な学習環境を見つけるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

提供されるコースの種類や学校の国籍バランスは留学経験を大きく左右する要因となります。

以下では、語学学校探しの重要なポイントについて詳しく探っていきます。

様々なコースが開講されているかどうか

ボストンの語学学校は多種多様で、初心者から上級者まであらゆるレベルの学生が目的に応じて学べる場所を提供しています。

一般的な英語コースだけでなく、専門的な試験対策やビジネス英語といった特定のニーズを満たすコースが提供されているかをチェックすることは不可欠です。

留学初期の興奮が落ち着くと多くの学生が自分の目的や興味に合った更なる学習を求めるからです。

特定の目標や興味に合わせて選べるコースがあれば学習意欲を持続させることができます。

国籍のバランスがいいかどうか

ボストンの語学学校の特色の一つは多国籍な生徒たちが共に学ぶ環境にあります。

しかし、一部の国籍が極端に多い学校では異文化交流の機会が減少してしまいます。

留学の醍醐味は多様な背景を持つ学生たちとの交流にあります。

母国語を頼りにすることなく異なる国籍の友人と英語でコミュニケーションをとることは、英語スキルを飛躍的に伸ばすだけでなく異文化理解の深化にも繋がります。

留学先の学校選びにおいて国籍のバランスを考慮することは非常に重要です。

おすすめの語学学校

学校名 特徴・提供サービス
FLSインターナショナル / ボストンコモンズ校 日本人学生の割合が少ない少人数クラス構成。
マサチューセッツ州立大学などで学部授業を同時受講可能。
全米100以上の提携大学への入学サポートあり。
TALK イングリッシュ・スクールズ / TALK ボストン校 アメリカ国内の50校を超える大学と提携。
TOEFL®免除プログラムや奨学金、出願手続きアドバイスも実施。
中南米やヨーロッパの留学生が多く、活気溢れ明るい雰囲気。
ニューイングランド・スクール・オブ・イングリッシュ 最高水準の学習環境。
レベルの細分化。
充実のサポート。
ランゲージ・スタディーズ・インターナショナル / ボストン校 年間30ヵ国以上から学生が参加する多国籍な学校。
経験豊かな講師陣による会話中心の実践的な授業。
EC / ボストン校 アメリカ人大学生とのカンバセーションパートナー制度あり。
カフェ会話や発音クリニックなどの無料英語ワークショップが充実。
SC・ジオス・ランゲージ・プラス / ボストン校 毎月、担任との個人カウンセリングを実施。
スピーキングをしっかり伸ばせるカリキュラム。
学内は英語オンリー。
ボストン・スクール・オブ・モダン・ランゲージズ / ボストン 長年の経験と実績。
充実した設備。
質の高い講師陣。
カプラン・インターナショナル・イングリッシュ / ハーバード・スクエア校 学問の街ボストンでの学生生活が体験できます。
最新技術を取り揃えた学習環境。
教室からはハーバードスクエアの景観が見渡せます。

ボストンは数多くの語学学校が点在しており、留学生にとっての選択肢は豊富です。

中でもいくつかの学校は特に人気があり評価も高いです。

ボストン留学で知っておきたい大学

ボストンはアメリカの教育の中心地の一つとして知られ、多くの世界的に有名な大学が集まる学園都市です。

ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)を筆頭にタフツ大学・ボストン大学・ノースイースタン大学など、多様な専攻分野の大学が存在します。

ボストンは私立大学が主流で学問の自由さとリベラルな教育が魅力となっており、世界中から学生が集まる環境が整っています。

ボストンは日本とのつながりも深く、親日的な雰囲気が感じられる場所でもあります。

ボストンでの留学は多岐にわたる学問と国際的な経験を得る絶好のチャンスと言えるでしょう。

ボストンと周辺の大学の学費と合格率

大学名 難易度 学費/年 学生数 合格率
ウェルズリー・カレッジ
Wellesley College
最も難しい $56,000 2,300人 20%
タフツ大学
Tufts University
最も難しい $58,000 6,700人 11%
ハーバード大学
Harvard University
最も難しい $48,000 5,200人 5%
バブソン・カレッジ
Babson College
非常に難しい $53,000 2,600人 25%
ブランダイス大学
Brandeis University
最も難しい $56,000 3,600人
ボストン・カレッジ
Boston College
非常に難しい $57,000 9,500人 19%
マサチューセッツ工科大学
Massachusetts Institute of Technology
最も難しい $54,000 4,600人 4%
ウィートン・カレッジ
Wheaton College
非常に難しい $55,000 1,700人 77%
エンディコット・カレッジ
Endicott College
難しい $34,000 3,300人 70%
ストーンヒル・カレッジ
Stonehill College
非常に難しい $45,000 2,500人 68%
ベントレー大学
Bentley University
非常に難しい $51,000 4,000人 61%
ボストン大学
Boston University
非常に難しい $55,000 18,200人 19%
ラッセル大学
Lasell University
難しい $36,000 1,300人 85%
レジス・カレッジ
Regis College
難しい $43,000 1,300人 89%
イースタン・ナザレン・カレッジ
Eastern Nazarene College
難しい $30,000 500人 68%
エマニュエル・カレッジ
Emmanuel College
難しい $42,000 1,900人 74%
エマーソン・カレッジ
Emerson College
非常に難しい $49,000 3,700人 36%
ノースイースタン大学
Northeastern University
非常に難しい $53,000 20,300人 18%
レズリー大学
Lesley University
難しい $29,000 2,100人 75%
ウェントワース工科大学
Wentworth Institute of Technology
難しい $35,000 4,000人 90%
セーラム州立大学
Salem State University
比較的やさしい $8,000 5,700人 86%
マサチューセッツ大学ボストン校
University of Massachusetts Boston
難しい $35,000 12,900人 80%
フィッシャー・カレッジ
Fisher College
$31,000 1,300人 72%

 

ボストン留学生活

ボストンはアメリカの教育都市として名高い場所で、多くの留学生が足を運びます。

ボストンでの留学生活は非常に魅力的ですが、予備知識を持って準備することでさらに快適に過ごすことができます。

ここでは、ボストンでの生活に必要な持ち物・滞在の選択肢・交通機関の利用方法・物価に関する情報を詳しく解説します。

持って行った方がよいもの

持って行った方がよいもの
  • 防寒着
  • 長めのレインブーツ

ボストンの冬は厳しさを増すことが多いので、しっかりとした防寒具は必携です。

特にダウンジャケット・暖かい帽子・手袋・マフラーは欠かせません。

ボストンの冬は雪や雨が多いため、足元は防水の長靴がおすすめです。

地面が滑りやすくなることも考えると靴底の滑りにくいものを選ぶと安全に移動できます。

滞在方法

ボストンでは様々な滞在方法が考えられます。

ホームステイは地元の家庭に滞在することで、アメリカ文化や日常英語を直接体験することができます。

ホストファミリーとの交流は言語能力だけでなく、異文化理解を深める良い機会となります。

シェアハウスやシェアルームは自分の時間を重視する留学生には適しています。

ただし、シェアハウスを選ぶ際は環境やルールをよく確認することが大切です。

交通機関

ボストン市内の移動はマサチューセッツ湾交通局(MBTA)が運営する地下鉄やバスが便利です。

地下鉄は”T”のマークで一目瞭然です。

留学生にはオレンジラインやレッドラインなどが活用されることが多いです。

市内外の長距離移動にはコミューターレイルが役立ちます。

運賃はゾーン制を採用しているため、乗車前の確認が必要です。

バスは細かなエリアへのアクセスに便利ですが、停留所名のアナウンスがないこともあるので目的地の前で自ら運転手に合図することが大切です。

物価

項目 費用
ペットボトルの水(1.5L) 1.63ドル(約179円)
マクドナルドのセット 8ドル(約893円)
最低賃金 11ドル(約1,228円) ※2019年3月時点

ボストンは全米でも高い物価が特徴的な都市の一つです。

中心部の家賃は高額で月に数十万円は見込む必要があります。

食費や生活費も高めで、レストランでの食事は食事代に加えて15~20%のチップが必要です。

高い物価の中で生活費を抑えるための工夫や情報収集は留学生にとって大切なポイントとなります。

ボストンの留学するメリット

ボストンの留学するメリット
  • 学術都市・ボストンでアメリカでの大学生活を満喫できる
  • 日本人が少ない
  • 交通の便がいい
  • アメリカの歴史を感じることができる
  • 熱狂的なファンと共にスポーツを観戦できる

アメリカ東海岸に位置するボストンは古き良き歴史と最先端の学問が共存する魅力的な都市です。

一歩足を踏み入れると独自の雰囲気と留学生に優しい環境に魅了されること間違いなしです。

ここでは、多くの留学生がボストンを選ぶ大きなメリットに焦点を当て魅力を深掘りします。

学術都市・ボストンでアメリカでの大学生活を満喫できる

ボストンはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)といった世界的に有名な大学が存在する学術都市として知られています。

実に75校以上の高等教育機関がボストンに点在し、人口の約3分の1は学生という驚異的な数字を誇ります。

学問の中心地での留学は単なる語学研修以上の体験ができると言われています。

キャンパスツアーや学術セミナーに参加することで、留学生は最新の学問や研究動向に直接触れることができます。

ボストンの学術環境は英語の学びを深めるだけでなく、多様な文化や価値観に触れることができる場ともなっています。

日本人が少ない

多くの大都市に比べボストンの日本人留学生の数は少ないとされています。

日本人が少ないの特性は英語の習得を本格的に目指す留学生にとっては、大きなアドバンテージとなります。

日常生活で日本人との接触が少ないため、英語を使う機会が自然と増加します。

語学学校や大学での授業やアクティビティでは日本人の割合が低いため、英語を中心としたコミュニケーションが主となります。

日本人が少ない環境下での生活は英語スキルの向上を後押しします。

ボストンには多国籍の学生が集まるため異文化交流の機会も豊富にあり、自分の価値観を拡げる経験となります。

交通の便がいい

ボストンは発展した交通インフラを持つ都市であり、留学生や旅行者にとっては移動が容易です。

都市内は四つの主要な地下鉄路線で網羅されており、さらに多くのバス路線が市内や郊外へのアクセスをサポートしています。

チャーリーカードの導入により日本のような便利な電子マネーでの移動が可能になりました。

車を所有せずとも生活する上での不便を感じさせない交通の利便性は、ボストンの魅力の一つです。

ニューヨークへのアクセスも良好で、短期の旅行や週末の小旅行として簡単に隣の大都市を訪れることができます。

アメリカの歴史を感じることができる

アメリカ独立の歴史を持つボストンは多くの史跡や歴史的な建造物が保存されています。

ボストン美術館やジョン・F・ケネディ図書館・博物館はアートや歴史愛好者にとっては必見のスポットです。

ボストンコモンのような公園では緑の中で都市の歴史を感じ取ることができます。

独立戦争時の英雄ポール・リビアの活動や多くの重要な出来事が繰り広げられた場所を訪れることで、アメリカの成り立ちや歴史の深さを実感することができます。

熱狂的なファンと共にスポーツを観戦できる

ボストンはスポーツの都市としても知られ4大メジャースポーツの各チームがファンの心を魅了しています。

レッドソックスのホーム・フェンウェイパークでは野球の試合を熱心なファンと一緒に楽しむことができます。

バスケットボールのセルティックス・アイスホッケーのブルインズ・アメリカンフットボールのペイトリオッツと各スポーツの試合は一年を通じて観戦する機会が豊富にあります。

試合の雰囲気やファンの熱狂はボストンのスポーツ文化を十分に感じ取ることができます。

ボストンの留学するデメリット

ボストンの留学するデメリット
  • 寒さが厳しい
  • アメリカの中では比較的治安が良いが、注意が必要
  • 留学初期から高い英語力が求められる

ボストンはアメリカの歴史的背景を持つ美しい都市であり、日本人留学生が少なく独自の学習環境を提供します。

しかし、魅力的な背景に隠れるデメリットも存在します。

留学を考える際、ボストンの冷え込む冬や治安の問題・高い英語力が必要とされる環境を理解しておくことは重要です。

寒さが厳しい

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 3 4 8 14 19 25 28 27 23 17 11 6
平均最低気温 -5 -4 -1 5 10 15 19 18 14 8 3 -2

ボストンは北海道の室蘭市とほぼ同じ緯度に位置しており、冬の寒さは厳しいことで知られています。

年間を通じて平均気温は比較的低く、特に冬季には氷点下の気温が続くこともしばしばあります。

夏は比較的過ごしやすいものの11月から3月にかけては雪の影響で交通機関に遅延が発生することも多く、日常生活を送る上でのストレスが増加する可能性があります。

学外活動やアクティブな生活を望む留学生にとっては寒さがハードルとなる可能性もあります。

アメリカの中では比較的治安が良いが、注意が必要

アメリカは銃社会であり治安の面での不安を持つ留学生も少なくないでしょう。

ボストンは全米で比較的安全な都市の一つとされていますが、窃盗やスリなどの犯罪が存在します。

公共の場・夜間・一人での移動はリスクを伴うことがあります。

全米の犯罪率に比べてボストンは低いものの、注意は必要です。

自分の安全を確保するために夜間の外出を避けるなどの対策をとることをおすすめします。

留学初期から高い英語力が求められる

ボストンの学習環境は日本人留学生が少ないため、高い英語力が初期段階から要求される場合が多いです。

日常生活から学業まで英語のコミュニケーション能力が不可欠です。

日本人スタッフが少ない語学学校や大学では様々なトラブルや要望を英語で伝える必要があります。

十分な英語スキルを持たないと留学生活の中でのストレスや困難が増える可能性があるので、出発前の英語の準備は欠かせません。

ボストン留学のよくある質問

留学先としてボストンを選ぶ多くの学生たちが心に抱く疑問や質問があります。

歴史的背景や文化的な魅力が詰まったボストンには多くの発見や経験が待っています。

以下では、ボストン留学を検討している方からよく寄せられる質問に答えていきます。

ボストンで訪れるべき名所は?

ボストンはアメリカの歴史において特別な位置を占めています。

ボストンには多くの歴史的名所や文化施設が点在しています。

「ボストン美術館」は収蔵品の豊富さから世界中からの訪問者が絶えないスポットとなっています。

歴史好きには外せないのが「フリーダム・トレイル」です。

フリーダム・トレイルの赤いラインに沿って歩けば、ボストンの主要な観光地を巡ることができます。

旅の始点として「ボストンコモン」をスタートに多くの歴史的建造物を訪れ、「バンカーヒル記念塔」で締めくくるのがおすすめです。

ボストンで手に入れるべきお土産は?

ボストンといえば野球ファンには欠かせない「ボストン・レッドソックス」があり、レッドソックス関連のグッズはお土産として非常に人気です。

「フェンウェイ・パーク」近くのオフィシャルストアでオリジナルのアイテムを手に入れることができます。

ボストンには世界的に有名な「マサチューセッツ工科大学」もあり、マサチューセッツ工科大学のオフィシャルグッズもお土産の一つとして考えられます。

大学のシンボルがデザインされたTシャツやマグカップは留学の思い出としても最適です。

ボストン留学は英語力アップにはうってつけ!名門校もある学園都市

ボストンはアメリカの教育と文化の重要都市として、留学生にとって魅力ある場所です。

名門校として知られるハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)をはじめとする多くの大学が存在します。

ボストンの名門大学は学術的な英語スキルを磨く絶好の機会を提供しており、様々な授業やセミナーに参加することで専門的な英語力を高めることができます。

ボストンのダイナミックな国際環境は日常のコミュニケーションや地元の人との交流を通じて、実践的な英語を学ぶのに最適です。

ボストンの歴史や文化も学びの一部となり、歴史的建造物や文化施設を訪れることで英語の学びを深められます。

ボストンは英語力向上のための理想的な環境を持つ学園都市として、留学生に最適な選択肢となっています。