うらやましい、いいなあ、と英語で伝えたいときもありますが、意外となんていうかわからないですよね。
また、「I envy you.」という言い回しか知らないという方もいると思いますが、この表現は実際あまり使われることがないです。
今回は、より自然にうらやましいと伝える英語表現や、親しい仲の友人などに対する表現を紹介します。
一緒に例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
英語でうらやましいと伝えるには主に3つの言い方がある
英語でうらやましいと伝えるための主な言い回しには以下の3つがあります。
- I envy you.
- I’m jealous.
- You are so lucky!
では、それぞれの特徴や例文について紹介します。
I envy you.
「I envy you.」という言い回しは知っている方も使っている方も多いのではないでしょうか。
「Envy」にはうらやましい、ねたむ、という意味があり、日本ではよく使われると思います。
「I envy you.」は「うらやましいです。」という意味を持ちますが、単純にうらやましいと感じているよりかは、ねたみが強く含まれた意味合いになるので、言われた側は少しびっくりしてしまう可能性があります。
ネガティブな印象を与えかねないので、使う際には注意しましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- You bought a car? I envy you.
「車買ったの?いいなあ羨ましい。」 - I envy you for your rich husband.
「お金持ちの旦那さんがいて羨ましいよ。」
I’m jealous.
「I’m jealous.」は純粋に「いいな、うらやましい」と伝える際に使う表現であり、ネイティブでも一番よくつかわれる言い回しです。
「I envy you.」に比べてポジティブな意味合いが強く、いろんな場面で使うことができるので、覚えておくととても便利でしょう。
日常会話でもよくつかわれる言葉なので、海外ドラマなどでもよく出てくるので見てみると自然な使い方がわかりますよ。
例文としては以下のようなものがあります。
- I’m jealous of you.
「羨ましい!」
これは決まり文句なのでこのフレーズで覚えておきましょう。
- my girlfriend is so jealousy.
「私の彼女はとても嫉妬深い。」
You are so lucky!
「You are so lucky!」は、海外でもよくつかわれる表現で、「運いいね!ラッキーだね!」というときにうらやましいというニュアンスを込めて使います。
単純に相手のことをうらやましいと感じるときに簡単に使えるので、覚えておきましょう。
相手が運よく何かいいことがあった際に使う言い回しなので、努力の結果や練習の成果による物事に対しては使わないように注意しましょう。
間違えた使い方をすると、相手によく思われないこともあります。
「You are so lucky!」は単体でも使えますが、続けて「I’m jealous.」と話すことも多いので、とてもうらやましいと表現したいときに使ってみましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- A : I won the lottery.
「宝くじが当たったんだ!」
B : Wow. You are so lucky!
「ええ!ついてるね!」
以上のようなラッキーなことに対して使う表現です。
他の英語でうらやましいと表現するには?
基本的な3つの言い回しを紹介しましたが、他にもうらやましいを意味する英語表現は多いので、上記以外でよく使われる6つの言い回しを紹介します。
それぞれ意味は変わることはありませんが、ニュアンスが少し異なるので、使い分けが大切です。
- That’s great.
- I wish I were you.
- I wish I could do that.
- I’m proud of you./ I’m happy for you.
- I hate you.
- I’m so jelly.
That’s great!
「That’s great.」は「すごい!いいなあ!」と言いたいときや、単純に相手を褒めるときに使う言い回しで、若い人の間でよく使われます。
仲いい相手や軽い感じでも使えるので、会話の相槌に入れることも多いです。
同じような使い方として、「That’s cool!」や「That’s awesome!」もあるので、一緒に覚えておくと便利です。
「so」をいれることでより強調して意味を伝えることができるので、驚いた時にも使うことができます。
例文としては以下のようなものがあります。
- A : I got a job.
「就職先決まったよ」
B : That’s so great!
「すごい!」
I wish I were you.
「I wish I were you.」は、直訳すると「あなたになりたい」となり、「うらやましすぎて人生交換してほしい!私があなただったらよかったのに!」というニュアンスで使うことができます。
日本語でも、相手をうらやむときに「私と変わって」ということは多いと思いますが、同じような意味合いで使われます。
単純に相手がとてもうらやましいと感じた時に使える表現です。
例文としては以下のようなものがあります。
- you’re going to marry? I wish I were you.
「結婚するの?人生交換して!」
I wish I could do that.
「I wish I could do that.」は、自分には不可能に近いことに対して、「私にもできたら良いのに」という意味でうらやましいと表現することができます。
友人との集まりがあり、自分は行けなさそうなときにも、残念な意味も込めて使うことができるので、雰囲気を悪くせずに何かを断る際にも便利です。
「I wish I could do that.」のみで使うだけでもうらやましいという気持ちを伝えることができますが、理由などを補足するとより気持ちがこもるので、状況に合わせて使い方を変えてみましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- I wish I could play the piano.
「ピアノ弾ける人羨ましい」
I’m proud of you. /I’m happy for you.
「I’m proud of you.」「I’m happy for you.」は「よかったね!さすがだね!」と言いたいときに使われる表現で、あまりうらやましいというニュアンスは強くはありません。
しかし、ネイティブではよくつかわれる表現なので覚えておいて損はないでしょう。
相手を褒めることを中心にうらやむニュアンスがあり、家族や親しい間柄の相手に対して、心の底から喜ぶときに使うことが多いです。
自分の好きな人に良い出来事があればうらやましい気持ちよりも嬉しい気持ちが勝つと思いますが、そんな時に使えるフレーズです。
例文としては以下のようなものがあります。
- Congratulations for passing your exam! I’m proud of you (I’m happy for you).
「試験合格おめでとう!さすがだね!」
I hate you.
「I hate you.」は直訳すると、「あなたが憎い。」という意味ですが、うらやましすぎて憎いというような意味合いで使い、本当に仲が良い相手に対して冗談交じりにいうことがほとんどです。
日本でも仲が良い相手に対して、冗談で嫌いと言うことや、うらやましくてむかつくと言うことがあると思いますが、「I hate you.」も同じような使い方で特に若い方たちの間で聞く言い回しです。
あまり普段から使うことはないと思いますが、使う際には相手や状況を考えるようにしましょう。
使うタイミングによっては良くないこともあるので気を付けましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- That’s your new house? I hate you!
「あれが新しい家?羨ましい!!」
I’m so jelly.
「jelly」は、「jealous」をくずしたもので、本来意味は違いますがスラングで「うらやましい」と使うことができます。
「I’m so jelly.」は、親しい友人に対してくだけて話す際に使うので、あまり普段からは使わないようにしましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- A : Today is my day off.
「今日休みなんだ」
B : I’m so jelly!
「いいな!」
envyとjealousの違いは?
うらやましいを表す単語として、「envy」と「jealous」がありますが、具体的にどのような違いがあるのか気になりますよね。
基本的に意味や使い方は同じですが、ニュアンスが少し異なります。
ではそれぞれどのように使うのか解説します。
envy
「envy」は、「jealous」に比べて強い感情を表し、ネイティブではとてつもなく嫉妬している場合にしか使われない表現なので、現地で使うと少し違和感があるかもしれません。
うらやましいという意味をもつことは確かですが、「jealous」に比べて、嫌味な感じや、劣等感、妬みや僻みのニュアンスも含まれるので、普段から使いにも向いてないでしょう。
ネガティブな意味が込められるので、相手によっては悪く感じる可能性があり、できる限り控えることがおすすめです。
jealous
基本的にうらやましいと言いたいときには「jealous」が使われます。
嫌味のない言い方や、純粋にうらやましいと感じるときに使うことができます。
そのため、英語に慣れていない方や、深い意味を理解しにくい方は、何事にも「jealous」を使うことが無難でしょう。
また、「jealous」は「envy」とは違い、恋愛関係における嫉妬やうらやましいという感情にも使うことができます。
日本でもよくジェラシーを使うことは多いので、想像もしやすいですね。
普段の会話からのうらやましい以外にも、嫉妬深い人、やきもちを焼く、という意味で使うときも多いですが、その際は強いネガティブなニュアンスで捉えられることも多いので気を付けましょう。
うらやましいというニュアンスを伝えたい時に合わせても使える、相手を褒めるフレーズを以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
かっこいい英語フレーズ・偉人の名言まとめ!あらゆる場面で使える一言を紹介
うらやましいと言われたときの英語での返事の仕方は?
自分がうらやましいと言われた際に、英語でなんて返せばよいのか分からず悩んでしまいますよね。
今回は上手な返事を2つ紹介します。
是非一度チェックしてみてください。
I was so lucky.
「I was so lucky.」は、「そうなの、本当についてたのよ!」というような意味として使うことができ、嫌味なく同調を表すことができます。
自分でも驚いている雰囲気や喜んでいることを伝えることができるので、相手にも感情がわかりやすいです。
返事に困ってしまった際はぜひ使ってみてください。
例文としては以下のようなものがあります。
- A : I won the ticket.
「チケットが当たったんだ!」
B : Wow. You are so lucky!
「ええ!ついてるね!」
A : Yeah. I was so lucky.
「そうなの!」
Everyone says so.
「Everyone says so.」は「みんなにそう言われる。」という意味で、うらやましがられたことに、そうでしょというニュアンスで使います。
仲の良い相手や、少しふざけて使うことが多いので、相手をみて使う場面を選びましょう。
例文としては以下のようなものがあります。
- A : I envy you for your great husband.
「お金持ちの旦那さんがいて羨ましいよ。」
B : everyone says so.
「みんなに言われる。」
まとめ
今回はうらやましいを表す英語表現を紹介しましたが、最低限「jealous」を覚えておけばどのような場面でも使えるので安心ですね。
英語表現はどれも少しずつニュアンスが異なるので、使う場面や使い方には気を付けましょう。