和製英語が通じるのは日本だけです!
ネイティブの方に使って恥をかいた、英語だと思って今まで使っていたなどの経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は正しい英語を覚えることを視野に入れた和製英語を厳選して50語紹介します!
目次
和製英語の誕生秘話
そもそも和製英語が誕生した理由は知っていますか?
和製英語誕生には、3つの要素があります。
- 外国の文化を取り入れて独自に発展させた
- 聞き間違い
- 正式な名前を略して定着した
和製英語は上記の理由から誕生し、現在でも生まれ使われています。
ただ英語圏内の国、つまりネイティブな国では使われません。
むしろ違う意味として捉えられることもあり、知らないうちに相手に悪い印象を与えていることもあるかもしれません。
次の項目からジャンル別で50語紹介しますので、正確な英語を覚えて使いましょう。
ビジネス系の和製英語10選
まずはビジネス系のジャンルです。
ビジネスでは日本の方だけでなく、外国の方と関わるケースは少なくありません。
実際に取引先で外国の方と打ち合わせのアイスブレイクで和製英語を使ってしまって、恥をかいたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
10語紹介しますので、ビジネスの場面で使う、友人や同僚に教えるのもおすすめです。
ビジネス①.サラリーマン/OL
1つ目は「サラリーマン」と「OL」です。
日本社会では良く使われる単語ですが、正式な英語は「office worker」です。
英語では職種で言うのが好ましいので気を付けましょう。
ビジネス②.ブラインドタッチ
2つ目は「ブラインドタッチ」です。
良く使われがちですが正式な英語は「touch typing」です。
ブラインドの意味が若干本来の意味と外れています。
正しいブラインドは「目が不自由な」などの意味合いが強いです。
ビジネス③.クレーム
日本ではクレームは「苦情」という意味合いで使われますが、本来は違います。
本来は「complaint」で伝わります。
クレーム(claim)は「要求する」という意味で使われます。
ビジネス④.フリーター
フリーターは和製英語で、「フリーランスアルバイター」が正式な単語です。
ただネイティブな国や人には通じません。
正しい言い方は「part-time worker」です。
フリーターは30年ほど前から使われている和製英語なので、使いがちですね。
ビジネス⑤.キャッチフレーズ
良く広告業界で使われる単語ですが、「キャッチフレーズ」も和製英語です。
ネイティブな方には「catchword」で通じます。
実はキャッチコピーも和製英語なので要注意です。
ビジネス⑥.アルバイト
「アルバイト」は英語ではありません。
語源はドイツ語の「仕事」を意味する単語「Arbeit」が基になっています。
正式にはフリーターと同じ、「part-time worker」で通じます。
ビジネス⑦.サイン
「サイン」は日本では「署名」という意味で通じています。
しかしネイティブな場所では「signature」で問題ありません。
動詞として「sign」であれば日本と同じ意味合いで通じます。
ビジネス⑧.ノートパソコン
「ノートパソコン」はインターネット社会になった日本では日常的に聞くことばではないでしょうか。
しかしこれも和製英語です。
正しい「ノートパソコン」は「laptop PC」です。
ただ「デスクトップPC(desktop PC)」はそのまま英語として通じます。
ビジネス⑨.ノルマ
会議や打ち合わせで耳にする単語「ノルマ」。
正しくは「quota」となります。
ビジネスマンは要注意ですね。
ビジネス⑩.メリット
「メリット」も会議や打ち合わせで使いがちな単語です。
正しくは「advantage」です。
逆の「デメリット」は「disadvantage」となるので注意しましょう。
食べ物系の和製英語10選
2つ目のジャンルは食べ物です。
食べ物は海外から取り入れている文化は多くあります。
ここでは10語に絞って紹介します。
食べ物①.シュークリーム
まずは「シュークリーム」です。
そもそも「シュークリーム」はフランスのお菓子からきています。
英語では「靴のクリーム」と勘違いされることがあります。
実際に通じる英語は「cream puff」です。
英語圏からの文化だけではないということですね。
食べ物②.プリン
日常的にも食べられている「プリン」。
正式な英語は「pudding」です。
最近ではデパートで売られている物は「pudding」で記載してあるものも多く、正しい英語で認知されつつあります。
食べ物③.ピーマン
日本でも食べられている「ピーマン」。
ネイティブな方に通じる英語は「green pepper」と言います。
ピーマンの語源はフランス語やポルトガル語という説があります。
食べ物④.アメリカンドッグ
「アメリカンドッグ」はアメリカ発祥の食べ物です。
ですが、ネイティブ圏では通じません。
通じる英単語は「corn dog」です。
原材料がトウモロコシの粉を使っているため、このような名称で呼ばれています。
食べ物⑤.インスタントフード
「インスタントフード」はインスタント食品のことですね。
最近では「インスタント」と略されるケースも多いかと思いますが、ネイティブ圏は通じません。
正式な単語は「convenience food」という英語です。
直訳だと「便利な食べ物」なので意味合いは同じかもしれませんが、通じませんので注意してください。
食べ物⑥.カステラ
「カステラ」はポルトガルの言葉からきています。
諸説ありますが、「キャッスル」を聞き間違えた日本人が「カステラ」と名付けたという話もあります。
「sponge cake」で正しく通じるかと思います。
もう少し説明を足せば、日本の伝統的な和菓子というのを強調して伝えることができますので試してみてください。
食べ物⑦.コンソメスープ
日本や海外でお馴染みの「コンソメスープ」ですが、こちらも和製英語です。
正しくは「clear soup」です。
コンソメは元々フランス語が語源で、「完璧な」という意味があります。
日本でのコンソメは商品名ですので注意が必要かもしれませんね。
食べ物⑧.ソフトクリーム
夏に食べたい「ソフトクリーム」ですが、専門店だとそのままで通じます。
しかしコンビニなどでは「soft-serve」と言えば通じます。
夏の話題になったら注意したいですね。
食べ物⑨.パン
ネイティブ圏では「パン」はポルトガル語が由来とされています。
正しくは「bread」です。
「bread」は日本でも定着しつつありますが、不意に「パン」と言わないよう注意しましょうね。
食べ物⑩.フライドポテト
「フライドポテト」は英文法として問題ありません。
しかしアメリカではポテトチップスなどの揚げ、炒めたポテトの総称を指すので正しくは「french fries」で言われています。
ネイティブ圏発祥なのに不思議ですよね。
日常系の和製英語10選
食べ物は日常的に使われるケースも多いですが、日常系の和製英語も注意が必要です。
日頃使う物となるので、しっかり押さえておきましょう。
日常①.シャーペン
学校でよく使われている「シャーペン」ですが正式名称は「シャープペンシル」です。
しかし正式名称で伝えても通じません。
実際は「mechanical pencil」です。
日常②.ホチキス
「ホチキス」はいざという時使える便利なアイテムですね。
正式名称は「stapler」で通じます。
コの字の貼りのことを「staple」と言うので、豆知識として押さえておきましょう。
日常③.ビニール袋
最近有料化となった「ビニール袋」。
原料を考えればわかるのですが、「plastic bag」で通じる正しい英単語です。
なんでもビニールと言えば通じる日本ですので、押さえておいて損はない英単語ですね。
日常④.トレーナー
この「トレーナー」は着る方の英単語です。
正式な名前はトレーニングウェアですが、英語では「sweat shirt」です。
余談ですが、ワイシャツも英語では通じません。
正しくは「dress shirt」です。
あわせて押さえておきましょう。
日常⑤.シール
「シール」も通じない和製英語です。
正しくは「sticker」です。
シールは英語では密封することを指すので気を付けましょう。
日常⑥.セロテープ
実は「セロテープ」は微妙です。
アメリカの英語では「scotch tape」と呼ばれ、イギリスの英語では「sellotape」と呼ばれています。
話す相手や場所で使い分けられるよう、両方覚えておきましょう。
日常⑦.ドライヤー
毎日お風呂上りなどで使う「ドライヤー」ですが、間違ってはいないです。
ただ正式名称が「hair dryer」なので、正しく伝えられるように押さえておきましょう。
日常⑧.コンセント
世界共通であるのが「コンセント」ですね。
ただこれも和製英語です。
ネイティブ圏では「outlet」で通じます。
イギリス英語では「socket」なので、あわせて押さえておきましょう。
日常⑨.ペットボトル
日常的に使われる「ペットボトル」も実は和製英語です。
先程の「ビニール袋」と同じで素材を考えれば分かります。
「plastic bottle」が正しい英単語です。
ちなみに「ペット」はポリエチレンテレフタートの略称がPETだったため、「ペットボトル」と名付けられました。
日常⑩.ビーチサンダル
最後は海で大活躍の「ビーチサンダル」です。
正しくは「flip flops」で通じる英単語です。
夏に頻度の高い英単語なので必ず押さえておきましょう。
乗り物系の和製英語10選
4つ目のジャンルは乗り物系です。
通勤通学で使うほか、日常的にも使う物ですね。
今回は10語に絞って和製英語を紹介します。
正しい英語を覚えて、アイスブレイクなどでネイティブの方に話してみましょう。
乗り物①.バイク
乗り物でお馴染みの「バイク」。
中学校の英語で習っている方も多いかと思いますが、おさらい程度に確認しましょう。
正しくは「motorbike」です。
「バイク」では自転車の意味で捉えられてしまうので確認しておきましょう。
乗り物②.キャンピングカー
日本ではまだまだ馴染みが少ないですが、海外では大人気な乗り物です。
キャンプする人と同じ「camper」が正式な呼び方です。
キャンプの話題になったら間違わないよう注意しましょう。
乗り物③.バックミラー
どの車にも標準的に搭載されている「バックミラー」。
通じる英単語は「rear-view mirror」です。
バックは背面という意味で捉えられてしまうので注意してくださいね。
乗り物④.ペーパードライバー
免許は持っているけど、実際に乗ったりしない人のことを「ペーパードライバー」と言いますね。
正しい英単語という物はありませんが、運転に自信がなく、普段運転をしないことを伝えましょう。
意味合いは同じになるので通じます。
乗り物⑤.カーナビ
最近では車に搭載せず、スマートフォンで代用する方も増えていますね。
アメリカでは「GPS」と呼ばれる方が圧倒的に多いです。
カーナビは通じないので、注意してくださいね。
乗り物⑥.ナンバープレート
車の識別をする「ナンバープレート」。
国独自の表示方法があり、イギリスでは「ナンバープレート」で通じます。
しかし、アメリカでは「license plate」です。
乗り物⑦.オープンカー
「オープンカー」は男性で憧れている方も多いのではないでしょうか。
ただしネイティブ圏では注意が必要です。
ドアが開いている車と間違われてしまう可能性があります。
正しくは「convertible」です。
ちなみにイギリスでは「roadster」です。
あわせて覚えてしまいましょう。
乗り物⑧.ガソリンスタンド
車を運転する上で必要な「ガソリンスタンド」。
意外に知られているかもしれませんが、「gas station」が正しい英単語となります。
ガソリンスタンドまでの道のりを聞く際は注意しましょうね。
乗り物⑨.パトカー
警察の車を「パトカー」と呼びますが、ネイティブの方には通用しません。
正しくは「a police car」です。
良く考えてみれば分かりますね。
乗り物⑩.ジェットコースター
最後は遊園地のアトラクションの定番「ジェットコースター」です。
ネイティブの場所に行く際は必ず押さえておきたい単語の一つですよ。
「roller coaster」が正式な英単語です。
建物系の和製英語10選
最後の5つ目は建物系の和製英語です。
留学や初海外の時は道に迷うことも多くなるので、必ず押さえておきましょう。
逆に覚えてしまえば、留学や初海外でも困らず楽しめるはずです!
建物①.サービスエリア
まずは車移動で休憩の際に寄る「サービスエリア」。
正しい英単語は「rest area」です。
考えれば分かりそうですが、日本で定着してしまっているので注意しましょう。
建物②.デパート
日本では高級感のある建物「デパート」。
実際は「department store」と呼ばれ、略称になったのが「デパート」ですね。
「デパート」は部門という意味があるので、気を付けたい単語です。
建物③.コインロッカー
日本でも駅でよく見かける「コインロッカー」。
英語のように見えますが、和製英語です。
単純ですが「locker」で通じます!
正式には「coin-opened locker」ですが、「locker」でも通じます。
建物④.リサイクルショップ
日本では全国的ある「リサイクルショップ」。
英語では「secondhand store」と呼ばれ、古道具屋という意味の英単語です。
日本と若干ニュアンスは違いますが、同じような扱いで使えそうですね。
建物⑤.フロント
海外旅行でホテルに泊まった際によく使う「フロント」。
要注意の英単語で、正式には「reception」で通じます。
初海外の方は注意が必要ですね。
建物⑥.ダイニングキッチン
建物本体ではないですが、家の中にある「ダイニングキッチン」。
正しくは「kitchen with a dining are」という英文です。
使う機会は少ないですが、いざというときに覚えておきましょう。
建物⑦.トイレ
海外で急な時に必要な「トイレ」。
英語では便器そのものを指す単語なので、「restroom」と言いましょう。
日本でも定着し始めている英単語ですね。
建物⑧.コンビニ
便利で使い勝手の良い「コンビニ」。
略称で日本は言われていますが、「convenience store」が正式名称です。
日本はなんでも略したがる傾向にありますね。
建物⑨.ペンション
あまり日本では馴染みの薄い「ペンション」。
英語で「ペンション」と言ってしまうと年金の意味で捉えられてしまいます。
正しくは「cottage」なので注意しましょう。
建物⑩.パーキング
最後は駐車場の意味がある「パーキング」です。
どんなパーキングかを示す必要があるので、「car park」と伝えましょう。
「parking lot」でも通じますので、あわせて覚えましょう。
和製英語が英語に変わった3つの単語
和製英語は日本人独自の考えで生まれて、定着しています。
では逆に和製英語から実際に英語として定着した言葉も多数存在します。
今回は3つに絞って紹介しますので、予備知識として覚えておきましょう。
コスプレ
まずは「コスプレ」です。
元々は「コスチュームプレイ」の略称として呼ばれていましたが、海外人気も高く、「cosplay(コスプレ)」でも通じるようになりました。
日本独自の文化が英語になった一番有名な例ですね。
アニメ
2つ目が「アニメ」です。
アニメは日本独自の文化として、浸透しました。
現在では海外での人気も高く、アニメの映画も海外で公開されるようになりました。
そうした人気の高さから英語として通じるようになりましたね。
カラオケ
日本だけでなく世界的にも普及している「カラオケ」も元々は日本語由来です。
海外では少しニュアンスが違いますが、概ね日本人の思う「カラオケ」と同じ意味として捉えられています。
綴りも「Karaoke」なのでそのまま言えば通じます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段使っている英語が実は和製英語だったと思った方も多いのではないでしょうか。
日本の文化の良さでもありますが、積極的に海外の文化を取り入れていく意思が、結果として和製英語の普及につながるケースは少なくありません。
正しい英単語を覚えることはそこまで難しくありません。
今回紹介した和製英語はほんの一部なので、今後ネイティブな方と関わる機会が多いのであれば、必ず確認して覚えておきましょう。
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